パンパシ観戦記
2006-02-03


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東レ・パンパシ準々決勝を観てきました。
写真たくさん撮ろうと思ってましたが、すっかり試合に引き込まれてほとんど取らなかった。
それほど面白い試合でした。

で、僕なりに感じた感想をマジメに書いてみたいと思います。


M・シャラポワ(1) ○-× S・ストザー, 6-1, 6-4

シャラポアの強さが際立った試合でした。
とにかくストロークがずば抜けて強い。速い。
第1セットはストザーは何もできずわずか22分でおしまい。
ハンチュコバってこんな相手(ストザー)に負けたの?と思いましたが、第2セットは復調してきた。
シャラポアのストロークに慣れてきて、打ち合いにも勝負できるようになってきた。そうこなくっちゃ。
ストザーのサーブはシャラポアより速いんです。今日の選手の中で一番速かった。

でもやっぱりシャラポアは強かった。
冒頭にも書いたとおり、ストロークが左右に深く決まるし、しかも速いときてる。
粘るストーサーを振り切り、ストレートで勝負あり。
綺麗なだけじゃなくて、本当に強いんだと実感させられました。
途中で、確かサーブを打って決まったとき、「Thank you」って言ったんだけど、なんでだろ?


M・ヒンギス(WC) ○-× M・キリレンコ, 6-2, 6-1

われらがキリレンコたん♪
「あのウェア、すごーい、かわいい♪」というのが周りの女性観客達の意見。
さて試合の内容。
明らかにヒンギスのプレースタイルは他の選手と違うのがわかる。
伊達公子ばりのライジングショットで、自分のペースに持ち込む。
相手を左右に揺さぶり、嫌なほう嫌なほうに球を振り分けてくる。
キリレンコたんを自滅させちゃったってかんじ。
うわー、うまいなあ。

あとね、振る舞いが大人なんですよ。
フォールトしたり、アウトになったりしたボールの扱いや、
自分がミスショットしたときの笑顔。
余裕があってテニスを楽しんでる。そういう姿に観客も引き込まれるんだなあ。

でも懸念されてるサーブ、特にセカンドはやっぱり遅い。
コースが甘いとキリレンコたんにガンガン叩かれてた。
シャラポアのパワーテニスにどう対抗するか、準決勝は見ものです。


E・デメンティエワ(2) ○-× N・バイディソバ (5), 3-6, 6-1, 6-2

ハードヒッター同士の対決でした。
ネットぎりぎりのところを通すストローク合戦は見ごたえがありました。
第1セットこそ、ミスが多くて落としたけれど、第2セット以降はバイディソバのミスが目立ちだし、
デメンティエワの逆転勝利。
確実なデメンティエワ、荒削りなバイディソバって感じでしたね。
勝利が決まった瞬間、大きな悲鳴?をあげて体全体で喜びを表していました。

ただデメンティエワ、打つときの声がでかいです。
ゲーム前の練習の時点から声が出てる。
シャラポアと対戦したらうるさい打ち合いになるだろうな(笑)。
あとサーブのとき、足のスタンスがインパクトまで変わらない(すり寄せない)から、
ガニマタっぽく見えるのがイマイチかと。

一方のバイディソバはまだ16歳。(それであの体かよ、と女性観客の声)
この選手は近い将来、グランドスラムを取れる選手になるに違いない。


A・ミスキナ (4) ○-× E・リホフツェワ (7), 4-6, 6-2, 6-3

ミスキナの冷やかそうな顔が好きです。
好きな映画は「10日間で男を上手にフル方法」だそうです。(大会プログラムより)
ここまでマジメに書いてるとだんだん辛くなってきました。

ミスキナってさほど体も大きくないし、容姿からは力強さは感じられないのですが、
サーブもストロークも、どんなショットも力強くて速いんですよ。
リホフツェワも同じようなタイプなんですが、要所要所を締めたミスキナが
きっちり勝ちきったってゲームでした。
こちらの山はミスキナが決勝に上がってくる気がします。



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[テニスだね]

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